6歳臼歯って知っていますか?
'26.10.21こんにちは。南浦和の大岡歯科医院です。
みなさんは「6歳臼歯(ろくさいきゅうし)」という歯を知っていますか?
「6歳臼歯って何のこと?」と思われる方もいるかもしれません。
6歳臼歯とは、6歳ごろから生えてくる一番奥の大きな永久歯のことです。
正式には「第一大臼歯」といいます。
実はこの6歳臼歯は、これから長い間使っていく大切な歯である一方、虫歯になりやすい歯でもあります。
6歳臼歯はどこに生えてくるの?
6歳臼歯は、乳歯の一番奥にある歯の「さらに奥」に生えてきます。
そのため、
「新しい歯が生えてきた!」
と気づきにくいことがあります。
しかも、乳歯が抜けて生えてくる永久歯ではありません。
乳歯が残っている状態で、その後ろから生えてくるのが6歳臼歯の特徴です。
そのため、保護者の方が「まだ乳歯だから大丈夫」と思っている間に、6歳臼歯が生えてきていることもあります。

どうして6歳臼歯は虫歯になりやすいの?
6歳臼歯が虫歯になりやすい理由はいくつかあります。
① 奥に生えてくるので、歯ブラシが届きにくい
一番奥に生えてくるため、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多くなりやすい場所です。
特に生え始めの時期は、歯の高さが手前の歯より低く、歯ブラシを当てるのが難しくなります。
② 噛む面の溝が深い
6歳臼歯の噛む面には、細かく複雑な溝があります。
この溝に食べ物やプラーク(歯垢)が入り込むと、虫歯の原因になります。
③ 生え始めの歯はまだ十分に硬くなっていない
永久歯は、生えてきたらすぐに大人の歯と同じ状態になるわけではありません。
生え始めの歯は、まだ歯の質が十分に成熟していないため、虫歯になりやすい時期です。
「生えたばかりだから安心」ではありません
6歳臼歯は、完全に生え終わるまでに時間がかかります。
生え始めのころは、歯ぐきに一部隠れていたり、周りの歯より低い位置にあったりするため、歯ブラシが当てにくくなります。
その状態がしばらく続くため、生えてからしっかりと高さがそろうまでの期間も、虫歯に注意が必要です。
「永久歯だから大切にしよう」と思ったときには、すでに虫歯になっていた……ということもあります。
6歳臼歯を虫歯から守るには?
6歳臼歯を守るためには、毎日の歯磨きがとても大切です。
ただし、生え始めの6歳臼歯は自分だけではきれいに磨くのが難しいことがあります。
お家でできること
・仕上げ磨きをする
・一番奥まで歯ブラシを入れて磨く
・噛む面の溝を意識して磨く
・フッ素を上手に活用する
・定期的に歯科医院でチェックする
特に6歳臼歯が生えてきた時期は、仕上げ磨きでしっかり確認してあげることがおすすめです。
歯科医院で6歳臼歯をチェックしましょう
6歳臼歯は、これから何十年も使っていく大切な永久歯です。
生えてきたばかりの時期に歯科医院で確認することで、
「ちゃんと生えてきているかな?」
「歯ブラシは届いているかな?」
「虫歯になっていないかな?」
などをチェックすることができます。
また、必要に応じてフッ素塗布などの予防処置を行ったり、歯磨きの方法を一緒に確認したりすることもできます。
6歳臼歯は「6歳からの大切な永久歯」
6歳臼歯は、子どもの成長とともに生えてくる大切な永久歯です。
「痛くないから大丈夫」ではなく、生えてきたときから守ってあげることが大切です。
お子さんのお口の中を見て、
「奥に新しい歯が生えてきた!」
という場合は、6歳臼歯かもしれません。
大切な永久歯を虫歯から守るためにも、ぜひ一度歯科医院でチェックしてみましょう。