一般歯科

南浦和駅近くの大岡歯科医院では、最新の技術と設備を駆使した痛みの少ない一般歯科治療を提供しています。むし歯治療、根管治療、義歯・ブリッジなど、当院で受けられる主な治療について詳しく解説します。レーザー治療やマイクロスコープを使用した精密な処置、無痛治療の方法など、最新の歯科医療技術についてもご説明しています。
むし歯治療
むし歯治療は、大岡歯科医院の一般歯科治療の中でも特に重要な分野です。当院では、最新の技術と設備を駆使して、患者様に最適な治療を提供しています。

むし歯とは
むし歯(う蝕)は、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)中の細菌が糖分を分解する際に産生する酸によって、歯の表面が溶かされることで発生します。初期段階では自覚症状がほとんどないため、定期的な歯科検診が重要です。

むし歯の進行度合いは以下の4段階に分類されます
進行度 |
状態 |
必要な処置 |
C0(初期むし歯) |
エナメル質の表面が白く濁る |
フッ素塗布、生活習慣の改善、ブラッシング、シーリング、コーティング材 |
C1(浅いむし歯) |
エナメル質内部まで進行 |
フッ素塗布、シーラント処置、ブラッシング、シーリング、コーティング材 |
C2(中程度のむし歯) |
象牙質まで進行 |
詰め物や被せ物による治療 |
C3(深いむし歯) |
歯髄近くまで進行 |
根管治療が必要な場合あり |
むし歯治療で用いる治療器具や設備
大岡歯科医院では、最新の治療器具や設備を導入し、より精密で快適な治療を実現しています。

ダイアグノデント
ダイアグノデントは、レーザー光を使用して初期のむし歯を発見する最新の診断機器です。この機器を使用することで、以下のようなメリットがあります:
- 肉眼では見えない初期のむし歯を発見可能
- X線撮影では判別しにくい咬合面のむし歯を検出
- 数値化されたデータにより、むし歯の進行度を客観的に評価
- 定期検診時の経過観察に有効
ダイアグノデントを活用することで、早期発見・早期治療が可能となり、より保存的な治療を行うことができます。ただし、ダイアグノデントがすべてではありません。レントゲンや継続的な口腔内写真などと併せての診断により使用しております。

表面麻酔と電動麻酔器
大岡歯科医院では、患者様の痛みへの不安を軽減するため、様々な無痛治療の技術を取り入れています。
注射による痛みを軽減するため、まず表面麻酔を施します。その後、電動麻酔器を使用して、一定の速度でゆっくりと麻酔薬を注入します。これにより、従来の注射器による麻酔と比べて、痛みをほとんど感じることなく麻酔を行うことができます。表面麻酔については、全てのお子様に使用します。他は症例に応じての使用となります。

笑気麻酔
当院では、患者様のさらなる安心と快適な治療を実現するために、ご希望がおありの方に笑気麻酔も導入しています。笑気麻酔は、吸入による軽度の鎮静効果と鎮痛効果があり、治療前の不安や緊張を和らげる効果が期待できます。効果発現が速く、治療後は短時間で通常の状態に戻るため、安心してご利用いただけます。また、表面麻酔や電動麻酔器と併用することで、患者様にとってよりストレスの少ない治療環境を整えています。

レーザー治療(エルビウムYAGレーザー)
エルビウムYAGレーザーは、従来のドリルを使用する方法と比べて、以下のような利点があります:
- 痛みが少ない
- 振動が少ない
- 音が静か
- 麻酔が不要な場合が多い
- 削る範囲を最小限に抑えられる
このレーザー治療により、患者様の治療に対する不安や恐怖心を軽減し、より快適な治療体験を提供しています。また、むし歯治療にとどまらず、口内炎に対して即時の改善が期待でき、根管治療では根管の洗浄に、外科処置時の切開に使用することで創面が良好になり、さらに口腔メンテナンスとして歯石除去にも活用するなど、多岐にわたる用途があります。
また、当院では以下のような取り組みも行っています
- CCDカメラによる口腔内撮影:治療前後の状態を記録し、患者様にご確認いただくことで、治療への理解を深めていただきます。
- 治療前のコンサルテーション:患者様のご要望(例:目立つ箇所は白い補綴物を使用するなど)をお聞きし、最適な治療計画を立てます。
- インフォームドコンセント:治療内容や選択肢について詳しく説明し、患者様の同意を得た上で治療を進めます。
これらの取り組みにより、患者様一人ひとりに合わせた、安心・安全な治療を提供しています。
むし歯治療は早期発見・早期治療が重要です。定期的な歯科検診と適切なホームケアを心がけることで、健康な歯を長く保つことができます。大岡歯科医院では、最新の技術と丁寧な説明を通じて、患者様の歯の健康をサポートいたします。
根管治療

根管治療とは
根管治療は、歯の内部(歯髄)が感染したり炎症を起こしたりした場合に行われる治療法です。この治療の目的は、感染した組織を除去し、歯を保存することにあります。
根管治療は、歯の神経を取り除き、根管(歯の根の中の細い管)を清掃・消毒し、最後に詰め物をして封鎖するという一連の処置を指します。この治療により、痛みを軽減し、歯を長期的に保存することが可能になります。
根管治療で用いる治療器具や設備
当院では、最新の技術と設備を導入し、より精密で効果的な根管治療を提供しています。以下に、主要な治療器具や設備をご紹介します。

ラバーダム
ラバーダムは、治療中に唾液や細菌が歯に入るのを防ぐゴム製のシートです。これにより、清潔な環境で治療を行うことができ、感染リスクを大幅に低減できます。

隔壁
隔壁は、治療対象の歯を隣接する歯から分離するための処置です。これにより、治療をより正確に行うことができ、外部からの感染を最小限に抑えることができます。

歯科用CT
歯科用CTを使用することで、歯の三次元的な構造を詳細に把握することができます。これにより、複雑な根管形態や、通常のレントゲンでは見えにくい病変を正確に診断し、適切な治療計画を立てることが可能になります。

マイクロスコープ
当院では、歯科用マイクロスコープを使用して根管治療を行っています。これにより、肉眼では見えないような微細な部分まで確認しながら治療を進めることができ、より精密で確実な治療が可能になります。

ニッケルチタンロータリーファイル
ニッケルチタンロータリーファイルは、従来のステンレス製ファイルよりも柔軟性が高く、複雑な形状の根管でも効果的に清掃・成形することができます。これにより、治療時間の短縮と治療精度の向上が実現します。

CCDカメラ
当院では、CCDカメラを使用して治療前後の状態を撮影し、記録しています。これにより、患者様に治療の必要性や経過を視覚的に説明することができ、理解を深めていただくことができます。この画像は、治療後のフォローアップにも活用されます。

エルビウムYAGレーザーを用いた根管洗浄
エルビウムYAGレーザーを活用した根管洗浄は、従来の機械的な方法では届きにくい根管内部の微細な領域にまで効果的にアプローチし、細菌や汚染物質を除去することが可能です。レーザー照射により、根管内の残留組織やスムースレイヤー(被覆膜)を効率的に除去し、さらに熱効果で殺菌作用も期待できます。これにより、再感染のリスクを低減し、治療の成功率向上に寄与します。

MTAセメント
MTAセメント(Mineral Trioxide Aggregate)は、高い生体適合性を持つ歯科用セメントです。根管充填や穿孔部の封鎖などに使用され、治療の成功率を高めます。
根管治療の流れ
根管治療は通常、以下のような流れで行われます
- 詳細な診断と治療計画の立案
- 局所麻酔の施術、必要に応じて隔壁・仮歯の作製を行います
- ラバーダムの装着
- 感染した歯髄の除去
- 根管の清掃と成形
- 根管の消毒
- 根管充填
- 最終的な歯の修復(クラウンなど)

治療前のコンサルテーション
当院では、治療前に詳細なコンサルテーションを行います。CCDカメラで撮影した画像を用いて、現在の歯の状態や治療の必要性、治療方法などを丁寧に説明します。例えば、目立つ部分の修復には白い材料を使用するなど、審美的な観点からも患者様のご要望をお聞きし、最適な治療計画を立てます。
根管治療後のケア
根管治療後は、以下のようなケアが重要です
- 定期的な歯科検診
- 適切な口腔衛生管理
- 過度の咬合圧を避ける
- 異常を感じた場合は早めに受診
根管治療の成功率と予後
適切に行われた根管治療の成功率は非常に高く、多くの場合、治療した歯を長期間保存することができます。ただし、以下のような要因が予後に影響を与える可能性があります:
要因 |
影響 |
治療前の感染の程度 |
重度の感染は治療の難易度を上げる |
根管の複雑さ |
複雑な根管形態は完全な清掃を困難にする |
治療後のケア |
適切なケアは長期的な成功率を高める |
全身の健康状態 |
糖尿病などの全身疾患は治癒を遅らせる可能性がある そのため手厚いケアが必要となります |
咬合力の強さ |
強い噛みしめにより、歯根破折を起こす |
当院では、これらの要因を十分に考慮し、最適な治療計画を立案・実施しています。また、治療後のフォローアップにも力を入れ、長期的な歯の健康維持をサポートしています。
義歯・ブリッジ

虫歯や歯周病で歯を失ってしまったら
歯を失ってしまった場合、咀嚼機能や発音、見た目など様々な問題が生じます。大岡歯科医院では、患者様の状態に合わせて最適な治療法をご提案しています。治療前には、CCDカメラで詳細な画像を撮影し、口腔内写真や模型などと併せて、患者様と一緒に確認しながら治療計画を立てています。これにより、インフォームドコンセントを徹底し、患者様のご要望を細かく反映した治療が可能となります。

ノンクラスプデンチャー(スマイルデンチャー)
ノンクラスプデンチャーは、金属のバネを使用しない新しいタイプの部分入れ歯です。以下の特徴があります:
- 金属が見えないため審美性が高い
- 軽量で装着感が良好
- 金属アレルギーの心配がない
- 柔軟性があり、歯ぐきにやさしい
大岡歯科医院では、最新の技術と材料を用いて、患者様一人ひとりの口腔内に合わせたノンクラスプデンチャーを作製しています。

チタン床義歯
チタン床義歯は、最先端の歯科技術を活用した革新的な部分入れ歯です。以下の特長があります:
- チタンは強度が高く薄く加工できるため、軽量で快適に長く使用できます。
- 人工関節にも使われる安全な素材で、金属アレルギーのリスクが低く安心です。
- 金属が目立たず、自然な見た目を保てます。
- 歯ぐきに優しくフィットし、違和感が少なく快適な装着感を得られます。
大岡歯科医院では、最新の歯科材料と精密な技術を駆使し、患者様の個々のニーズに合わせたチタン床義歯の製作を行っています。ご興味がありましたら、お気軽にご相談ください。

ブリッジ
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を支えとして、人工の歯を固定する治療法です。咬み合わせや審美性に優れた結果を得られるよう、細心の注意を払って治療を行います。治療前のコンサルテーションでは、例えば目立つ箇所には白い補綴物を使用するなど、患者様のご希望を丁寧にお伺いし、最適な治療計画を立てています。
ブリッジの特徴:
メリット |
デメリット |
短期間で治療が完了 |
健康な歯を削る必要がある |
違和感が少ない |
長期的には劣化の可能性がある |
比較的低コスト |
複数歯欠損の場合は適さないことがある |

インプラント治療という選択
インプラント治療は、失った歯の根の代わりにチタン製のインプラント体を顎の骨に埋入し、その上に人工の歯を装着する治療法です。大岡歯科医院では、現在インプラント埋入は行っておりませんので、適切な医院をご紹介させていただきます。
インプラント治療の利点:
- 天然歯に近い感覚と機能
- 周囲の健康な歯を傷つけない
- 骨の萎縮を防ぐ
- 長期的な耐久性
- 高い審美性
ただし、インプラント治療にはある程度の骨量が必要であり、全ての方に適応できるわけではありません。また、喫煙や糖尿病などの全身疾患がある場合は、慎重な判断が必要です。
大岡歯科医院では、患者様の口腔内の状態、全身の健康状態、ライフスタイルなどを総合的に考慮し、最適な治療法をご提案します。義歯、ブリッジ、インプラントのそれぞれの特徴や利点、デメリットを詳しくご説明し、患者様が納得して治療を受けられるよう心がけています。
治療後のケアやメンテナンスも重要です。定期的な検診と適切なケアにより、長期的に健康的な口腔環境を維持することができます。大岡歯科医院では、治療後のフォローアップも充実しており、患者様の歯の健康を生涯にわたってサポートいたします。