第2回「なぜ歯ぎしり・食いしばりは起きるの?」
'26.05.29南浦和の大岡歯科医院です。
前回は、歯ぎしりや食いしばりが歯や顎に大きな負担をかけることについてお話ししました。
今回は、
「なぜ歯ぎしりや食いしばりが起きるのか?」
について、患者さま向けに分かりやすくご説明します。
原因はひとつではありません
実は、歯ぎしりや食いしばりは、
「これだけが原因」というものではありません。
いくつかの要因が重なって起きると考えられています。
① ストレスや緊張
もっとも関係が深いといわれているのが、
ストレスや緊張です。
- 仕事や勉強のプレッシャー
- 人間関係の疲れ
- 忙しさによる緊張状態
- 集中し続ける生活
こうした状態が続くと、無意識に筋肉へ力が入りやすくなります。
特に寝ている間は、自分で力をコントロールできないため、強い歯ぎしりになることがあります。
② 日中の「食いしばりグセ」
最近とても増えているのが、
日中の無意識の食いしばりです。
例えば、
- パソコン作業中
- スマホを見ている時
- 車の運転中
- 家事や仕事に集中している時
など、上下の歯をずっと接触させている方が少なくありません。
本来、リラックスしている時は、上下の歯は少し離れているのが自然です。
しかし、長時間力が入り続けることで、顎や筋肉が疲労しやすくなります。
③ 睡眠との関係
睡眠の質も関係するといわれています。
- 睡眠不足
- 浅い眠り
- 不規則な生活
- 飲酒習慣
などによって、睡眠中の歯ぎしりが強くなることがあります。
また、いびきや睡眠時無呼吸症候群との関連が指摘されることもあります。
④ かみ合わせだけが原因ではない
以前は「かみ合わせが悪いから歯ぎしりする」と考えられることもありました。
しかし現在では、
歯ぎしりや食いしばりは、ストレスや睡眠など、身体全体の影響も大きいと考えられています。
そのため、単純に歯を削って調整すれば解決する、というものではありません。
まずは「気づくこと」が大切です
歯ぎしりや食いしばりは、無意識に行っていることがほとんどです。
まずは、
- 今、自分は力が入っていないかな?
- 上下の歯が触れていないかな?
と気づくだけでも、予防の第一歩になります。
まとめ
歯ぎしりや食いしばりは、
- ストレス
- 緊張
- 生活習慣
- 睡眠
- 日中のクセ
など、さまざまな要因が重なって起こると考えられています。
「ただのクセ」と軽く考えず、
歯や顎を守るために早めに気づき、負担を減らしていくことが大切です。
次回は、
「歯ぎしり・食いしばりから歯を守る方法」
について、マウスピースや生活習慣のポイントを分かりやすくお話しします。