【第2回】骨粗鬆症のお薬を飲んでいる方へ
'26.03.28前回は、骨粗鬆症のお薬と
**MRONJ(薬剤関連顎骨壊死)**についてご説明しました。
今回は多くの患者様が気にされる
👉「抜歯はできるの?」
👉「薬はやめた方がいいの?」
という疑問についてお話しします。
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■ 抜歯はできるの?
結論からお伝えすると
👉 抜歯は可能です
ただし、
👉 慎重な判断と準備がとても重要です
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■ なぜ注意が必要なの?
骨吸収抑制薬を使用していると
• 骨の代謝(生まれ変わり)がゆっくりになる
• 傷の治りが遅くなることがある
そのため抜歯後に
👉 顎の骨が治りにくくなる(MRONJ)
リスクがわずかに上がります。
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■ では、抜歯しない方がいいの?
実はここが大切なポイントです。
👉 悪い歯を放置する方がリスクになることがあります
例えば
• 重度の歯周病
• 根の感染(膿)
• ぐらぐらの歯
これらは
👉 顎骨壊死のリスクを高める要因
になります。
つまり
👉 必要な抜歯は、適切に行う方が安全
とされています。
(※これは厚労省や歯科関連学会の基本的な考え方です)
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■ 薬は止めた方がいいの?
これもよくあるご質問です。
結論は
👉 自己判断で止めてはいけません
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■ なぜ勝手に止めてはいけないの?
骨粗鬆症のお薬は
👉 骨折を防ぐために非常に重要
です。
特に高齢の方では
• 大腿骨骨折
• 背骨の圧迫骨折
などにつながるリスクがあります。
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■ 休薬(お薬を一時的に止める)は必要?
ここはケースによります。
👉 必ず主治医(内科)と相談して決めます
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■ 一般的な考え方
• 低リスク → 休薬せず抜歯することも多い
• リスクが高い → 医科と連携して休薬を検討
ただし最近では
👉 休薬してもMRONJの予防効果ははっきりしない
という考え方も広がっています。
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■ 歯科医院でできる対策
当院では安全に配慮しながら
• 感染をしっかりコントロール
• できるだけ負担の少ない抜歯
• 術後の丁寧な管理
を行っています。
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■ 一番大切なこと
👉 歯科と医科の連携です
• どんな薬を飲んでいるか
• いつから使っているか
を共有することで
👉 安全に治療が可能になります
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■ 大岡歯科医院からのメッセージ
「薬を飲んでいるから治療できない」
ではありません。
👉 正しく理解すれば、安全に治療できます
不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。
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■ 次回予告
次回は
👉 「MRONJのリスクを高める生活習慣とは?」
(歯周病・糖尿病・喫煙など)
について、さらに詳しく解説します。