【第1回】骨粗鬆症のお薬とお口の健康
'26.03.26骨粗鬆症で治療中の患者様から、
「歯医者で治療すると危ないって聞いたのですが…」
というご相談をいただくことがあります。
今回は、骨粗鬆症のお薬とお口の健康の関係について、わかりやすくご説明します。
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■ 骨粗鬆症のお薬とは?
骨粗鬆症の治療では、
骨がもろくなるのを防ぐために
• 骨の吸収を抑える薬(骨吸収抑制薬)
が使われます。
代表的なものとしては
• ビスホスホネート製剤
• デノスマブ製剤
などがあります。
これらは骨折を防ぐためにとても大切なお薬です。
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■ MRONJ(顎骨壊死)とは?
これらのお薬を使っている方で、まれに起こる副作用として
👉 MRONJ(薬剤関連顎骨壊死)
があります。
これは簡単にいうと、
👉 顎の骨の治りが悪くなり、骨が露出してしまう状態
です。
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■ どのくらい起こるの?
厚生労働省や専門学会でも、
👉 発症頻度は低い(まれ)
とされています。
特に骨粗鬆症の治療で使用している場合は
👉 非常に低い確率(数千人〜数万人に1人程度)
と報告されています。
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■ なぜ歯科と関係があるの?
MRONJは特に
• 抜歯
• 歯周病の悪化
• 入れ歯の傷
などがきっかけで起こることがあります。
つまり、
👉 お口の中の環境がとても重要
なのです。
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■ 厚労省や歯科医師の考え方
現在の基本的な考え方は
👉「必要以上に怖がるのではなく、適切に予防・管理する」
です。
そして重要なのは
👉 医科(内科)と歯科の連携
です。
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■ 大岡歯科医院からのメッセージ
当院では予防歯科を大切にしており、
• 定期的なクリーニング
• 歯周病管理
• 早期治療
を行うことで
👉 MRONJのリスクを下げることができます
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■ 患者様へお願い
骨粗鬆症のお薬を飲まれている方は
👉 必ず歯科医院で教えてください
安全に治療を進めるためにとても大切な情報です。
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■ 次回予告
次回は
👉 「抜歯はできるの?薬は止めるの?」
について、より具体的に解説します。