【第3回】成人世代に多い口腔内乾燥症の原因と影響
'26.02.18― 忙しい世代こそ注意したい“かくれドライマウス” ―
南浦和の大岡歯科医院です。
当院は予防歯科を大切にしています。
これまでのブログでは、口腔内乾燥症(ドライマウス)が
高齢者に多いことをお伝えしました。
しかし実は、働き盛りの成人世代にも増えていることが、
歯科医療の現場では強く感じられています。
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ストレス・生活習慣の影響
厚生労働省の資料でも、
ストレスや生活習慣の乱れが自律神経に影響を与え、
唾液分泌に関係することが示されています。
唾液は、自律神経によってコントロールされています。
強いストレスや緊張状態が続くと、
唾液の分泌が減りやすくなります。
歯科医師の立場から見ると、成人世代では
• 仕事のストレス
• 睡眠不足
• 不規則な食生活
• 水分摂取不足
といった要因が重なり、
気づかないうちに口の中が乾燥しているケースが少なくありません。
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マスク生活・口呼吸の影響
近年、マスク生活が長く続いたことで
口呼吸の習慣がついた方も増えています。
口で呼吸すると、
口腔内の水分が蒸発しやすくなり、乾燥が進みます。
さらに歯科医師の視点では、
口呼吸は
• 歯周病の悪化
• 口臭の増加
• 虫歯リスクの上昇
とも関係すると考えられています。
「マスクをしているときだけ乾く」と思っていても、
習慣化すると慢性的な乾燥につながることがあります。
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虫歯・歯周病・口臭との関係
唾液には、
• 細菌を洗い流す
• 酸を中和する
• 歯を再石灰化する
という重要な働きがあります。
そのため唾液が減ると、
• 虫歯ができやすい
• 歯周病が進行しやすい
• 口臭が強くなる
といったトラブルが起こりやすくなります。
厚生労働省も、
口腔の健康は全身の健康につながると発信しています。
成人世代で歯周病が進行すると、
将来的に歯を失うリスクにもつながります。
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仕事中・日常生活での困りごと
成人世代の方からよく聞くお悩みは、
• 会議中に口が乾いて話しづらい
• 営業や接客で口臭が気になる
• 長時間のデスクワークで水分をとるタイミングがない
• コーヒーの飲み過ぎで口が乾く
といったものです。
これらは一見「よくあること」に思えますが、
慢性的な口腔内乾燥症のサインかもしれません。
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予防歯科の視点から
歯科医師としてお伝えしたいのは、
口腔内乾燥症は
症状が強くなる前に気づくことが何より大切ということです。
定期検診では、
• お口の乾燥状態のチェック
• 歯周病の進行確認
• 生活習慣のアドバイス
を行うことで、将来のトラブルを防ぐことができます。
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南浦和の大岡歯科医院では
南浦和の大岡歯科医院では、
虫歯や歯周病の治療だけでなく、
“なぜその状態になったのか”を考える予防歯科を大切にしています。
働き盛りの世代こそ、
お口の健康が将来の健康を左右します。
「最近、少し乾きやすいかも?」
そう感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
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次回予告
【第4回】若年者・子どもにも増えている口腔内乾燥症
― スマホ・姿勢・舌の位置との関係 ―