誤嚥性肺炎とお口のケア
'26.02.27誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)と聞くと、なんだか難しい病気のように感じますが、実は「お口のケア」で防げる可能性がとても高い病気です。
大切なご家族や、自分自身の健康を守るために知っておきたいポイントを、スマホでサクッと読めるようにまとめました。
- そもそも「誤嚥性肺炎」ってなに?
通常、食べ物や飲み物は「食道」を通って胃に入ります。 しかし、飲み込む力が弱まったりすると、誤って「気管(空気の通り道)」の方へ入ってしまうことがあります。これを「誤嚥(ごえん)」と言います。
このとき、お口の中の細菌が一緒に肺に入り込み、炎症を起こしてしまうのが「誤嚥性肺炎」です。
ポイント: 食べ物だけでなく、寝ている間に「細菌まみれの唾液」が少しずつ肺に入ることで起こるケースも多いんです。
- なぜ「歯医者さん」が関係あるの?
「肺の病気なのに、なぜ歯医者?」と思うかもしれません。 理由はシンプルです。肺に悪さをする菌の「発生源」は、お口の中だからです。
歯垢(プラーク)は細菌のカタマリ 歯の表面についたネバネバした汚れ(歯垢)には、1mgあたり1億個以上の細菌がいると言われています。
歯周病菌が引き金に 特に歯周病菌は、誤嚥性肺炎の原因になりやすいことが分かっています。
つまり、お口の中を清潔に保つことは、肺に送り込む菌を減らすことに直結します。
- 今日からできる!3つの予防習慣
特別な道具がなくても、今日から意識できることがあります。
毎食後の丁寧な歯磨き 「食べたら磨く」を徹底して、菌の数を増やさないことが基本です。
舌(した)の掃除 ベロの上にある白い汚れ(舌苔)にも細菌がたくさんいます。専用のブラシなどで優しく掃除しましょう。
定期的にお口のチェックを受ける 自分では落とせない歯石や、隠れた歯周病は、歯医者さんの専用機器でクリーニングするのが一番確実です。
まとめ:お口は「体の入り口」
お口をきれいに保つことは、単に虫歯を防ぐだけでなく、全身の健康、そして命を守ることにつながります。
「最近、飲み込みにくくなったかも?」 「家族の口臭や汚れが気になる」
そんな時は、ぜひ一度ご相談ください。プロのクリーニングとチェックで、安心をお届けします。
💡 この記事の根拠(エビデンス)
多くの研究により、歯科衛生士による専門的な口腔ケア(お口のお掃除)を受けたグループは、受けていないグループに比べて、肺炎の発症率が約40%減少したというデータが報告されています。 (出典:日本歯科医学会・厚生労働省 啓発資料等より)
