🦷歯の構造を知ろう!
'25.12.02こんにちは!
南浦和の 大岡歯科医院 です。
みなさんは、毎日歯をみがいていると思いますが、
「歯の中がどうなっているのか」を考えたことはありますか?
歯は、ただの「白いかたいかたまり」ではありません。
実は、いくつもの層が重なってできていて、
それぞれが大切な役割を持っています。
今日は、そんな 歯の構造 について、
イラストを使いながらわかりやすく説明していきます!
🦷🦷🦷🦷🦷🦷🦷🦷🦷🦷🦷
🦷歯の基本構造
歯は大きく分けて3つの部分からできています。
歯冠(しかん):口の中に見えている部分
歯根(しこん):あごの骨の中に埋まっている部分
歯頚(しけい):歯冠と歯根の境目
つまり、歯は「見える部分」と「見えない部分」でできているんです。
では、それぞれの中身をもう少し詳しく見ていきましょう。
🦷1. エナメル質(えなめるしつ)
歯の一番外側をおおっているのが エナメル質 です。
この部分は、体の中で一番かたい組織です。
骨よりもかたいんですよ!
エナメル質は、歯をむし歯や刺激から守る「バリア」のような存在です。
しかし、酸に弱く、一度溶けてしまうと自分ではもとに戻りません。
だからこそ、毎日の歯みがきや食後のうがいがとても大切なんですね。
🦷2. 象牙質(ぞうげしつ)
エナメル質の内側にあるのが 象牙質 です。
エナメル質より少しやわらかく、
黄色っぽい色をしています。
象牙質の中には、たくさんの細い管(象牙細管)が通っていて、
歯の神経とつながっています。
このため、象牙質がむき出しになると
「冷たいものがしみる!」という症状が出ます。
知覚過敏(ちかくかびん)は、この象牙質が原因なんです。
🦷3. 歯髄(しずい)=歯の神経
歯の中心には、歯髄(しずい) と呼ばれるやわらかい組織があります。
ここには「神経」と「血管」が通っています。
歯に栄養を届けたり、痛みを感じたりする大事な部分です。
もしむし歯が進行して歯髄まで達すると、
強い痛みが出てしまいます。
この状態になると、歯医者さんで「神経を取る治療(根管治療)」が必要になることもあります。
🦷4. セメント質(せめんとしつ)
歯の根の表面をおおっているのが セメント質 です。
あごの骨と歯をつなぐ「のり」のような役割をしていて、
歯がしっかりと固定されるのを助けています。
🦷5. 歯根膜(しこんまく)
歯根膜は、セメント質とあごの骨の間にある薄い膜です。
歯を支えるだけでなく、
かむ力をうまく分散させたり、
「かむ感覚」を脳に伝えたりしています。
実は、歯がほんの少し動くのはこの歯根膜がクッションの役割をしているからなんです。
🦷6. 歯槽骨(しそうこつ)
歯を支えているあごの骨が 歯槽骨(しそうこつ)です。
歯ぐきの中にあって、歯の根をしっかりと包み込んでいます。
しかし、歯周病が進行するとこの歯槽骨が溶けてしまい、
歯がグラグラして最悪の場合抜けてしまうこともあります。
🦷7. 歯肉(しにく)=歯ぐき
歯ぐきも歯の大事な一部です。
歯の根元を守るカバーのような役割をしていて、
細菌の侵入を防いでいます。
歯ぐきが腫れたり血が出たりするのは、
「歯肉炎」や「歯周病」のサインです。
早めに歯医者さんでチェックしましょう。
🦷まとめ:歯を守るためにできること
歯は小さいけれど、とても複雑で精密な構造をしています。
外側のエナメル質から、内側の歯髄まで、
どの部分もそれぞれ大切な役割を持っています。
だからこそ、毎日のケアが何より大事です。
食後はしっかり歯をみがく
間食を減らす
定期的に歯医者でチェックを受ける
この3つを続けることで、歯を健康に保つことができます。
🦷さいごに
大岡歯科医院では、
むし歯の治療だけでなく、
「歯を守るための予防ケア」も大切にしています。
歯の構造を知ることは、
自分の歯を一生使うための第一歩です。
もし歯や歯ぐきに気になることがあれば、
お気軽にご相談くださいね。
南浦和の大岡歯科医院
あなたの笑顔と健康な歯を守るパートナーとして、
スタッフ一同お待ちしております🦷✨
.jpg)