根面う蝕(こんめんうしょく)とは?
'25.10.29こんにちは、南浦和の大岡歯科医院です。
最近、歯ぐきが下がって「根の部分がしみる」「黒ずんで見える」といったお悩みを持つ方が増えています。
それは、根面う蝕(こんめんうしょく) と呼ばれる虫歯かもしれません。
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🦷 根面う蝕とは?
歯の根元(セメント質や象牙質)は、エナメル質よりも柔らかく、虫歯になりやすい部分です。
歯肉が下がるとこの根面が露出し、そこに虫歯が発生します。
主な原因
• 加齢や歯周病による 歯肉退縮
• ブラッシング圧が強い ことによる歯ぐきの後退
• 唾液量の減少(ドライマウス)
• プラークコントロール不足
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🔍 根面う蝕の進行と治療法
▶ 初期段階
白く濁ったり、うっすらと茶色に変色している状態。
→ フッ化物塗布 や 銀ジアミンフッ化物(SDF) による進行抑制が有効です。
▶ 中等度
象牙質まで進行し、削って修復が必要。
→ コンポジットレジン修復 や グラスアイオノマーセメント による充填を行います。
▶ 重度
神経まで虫歯が到達している状態。
→ 根管治療+補綴(クラウン修復) が必要です。
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🪥 再発を防ぐためにできること
1. フッ化物配合歯磨き剤(1450ppm)を使用
2. やわらかい歯ブラシ で歯肉もやさしく磨く
3. フッ化物洗口 や キシリトールガム で再石灰化を促進
4. 定期検診とプロフェッショナルケア
5. 唾液を増やす習慣(よく噛む・水分摂取)
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💬 大岡歯科医院からのメッセージ
根面う蝕は「見た目が小さいのに、進行が早い」のが特徴です。
痛みがなくても進んでいることが多いため、早期発見・早期治療がとても大切です。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
当院では、拡大鏡やマイクロスコープを活用し、
小さなう蝕も見逃さない丁寧な診療を心がけています。
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📍南浦和の大岡歯科医院
「地域の皆さまの歯を長く健康に保つ」ことを目指して、
予防と早期治療を大切にしています。
