歯の溝が黒く見えます、虫歯の怖さは硬いエナメル質の中で大きく進行してしまうことにあります。
レントゲン写真です
実際に削り、虫歯の染出し液でチェックしてゆきます。
あまりの深さにピンスポットで神経が露出してしまいました。
残念ながらこの場合そのまま虫歯の後を詰めると痛みが出ますので、標準治療としては神経を取る治療となります。
しかしながら当院では患者さまの了解を得て、MTA セメントという材料を使用してその部分を保護することがあります。
MTA セメントは神経との相性が良いです。
MTA セメントで保護した上から、硬いグラスアイオノマーセメントという薬剤で蓋をして
半年~1年程様子を見ます。
当院での成功率は96%です。
こちらは虫歯の症状のない(痛みがない・しみていない)状態でのみ可能で、
当院にメンテナンスを受けられている患者様にのみ施術させていただいております。
虫歯が歯の神経まで進行して神経を抜く治療の流れ(NICOより)
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STEP2では神経をかき出した菅のなかを十分に殺菌することの大切さが書かれています。
しかしながらこのような虫歯の場合はどうでしょうか?
このままですとお口の中の細菌が唾液を介して侵入してきます。
また消毒の薬も外に漏れてしまいきちんと殺菌できません。
きちんと殺菌するには、
①虫歯をとること ②内部を安全に消毒できるようにすること
③消毒した後、薬剤がきちんと仮封できること
そのためには 隔壁で歯の形をつくり、治療中はラバーダムをすることが必須です
神経のあとはマイクロスコープで拡大確認しながら掃除します
詳しくはこちら、
なぜ科学歯「なんちゃって療法」なぜ
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6315293
多くの方が歯医者さんに行こうと考えるときというのは、虫歯が痛むときだと思います。「虫歯にならない歯だったらいいのに・・・」と思ったこと、ありませんか?
ご存知の方もいるかもしれませんが、皆さんも生まれたばかりの赤ちゃんだったとき、実は何を食べても、どんなに甘いものを口にしても、虫歯にはならない歯を持っていたんです。
不思議ですか?でも本当にそうだったんです。では、なぜ虫歯になるようなことが起きるのでしょう?それは、成長の過程で虫歯菌に感染してしまったからなんです。そうです、虫歯は感染症の一種なのです。
感染症なわけですから、逆に言えば、虫歯菌に感染しなければ、一生虫歯にはなりません。実際、虫歯の多いお母さんには、スプーンやお箸をお子様と使い分けていただくことで、親から子へのこの感染をかなり防ぐことができます。
でも・・・お子様とのスキンシップ、大切にしたいですよね。
そこで大事になってくるのが、大人たちが虫歯菌の数を減らす生活をすることなのです。
それがどんな方法なのか、どう続けていけばいいのかも、当院では患者様にわかりやすく指導をしております(下の予防歯科欄でも簡単に紹介しております)。
この生活における予防習慣を身につけ、継続していただくことで、健康で幸せな生活を送っていただけるようサポートする、それが当院の目指す皆さんと私たちの末永いお付き合いのあり方だと願っております。












